成長ホルモンスプレー開発者へのインタビュー
「背を伸ばす医療」、「30歳からの美肌&ダイエットBOOK」などの成長ホルモン関連書籍を執筆、さらに日本テレビ 「特命リサーチ200XU」でも成長ホルモンについて語っている四谷メディカルサロン院長 風本真吾先生にインタビューしてみました。
成長ホルモンを使って背を伸ばすことに取り組みだしたのはいつ頃からですか?
いえいえ、もともと背を伸ばすために成長ホルモンを利用していたのではないのです。
もともとは、メ ディカルサロンの会員向けに「活力と若返り」の医学を提供するために、成長ホルモンを使っていたのです。
では、なぜ・・・?
ある会員さん(女性)が、成長ホルモンスプレーを見て「先生、これ背が伸びるのでしょう?18 歳の息子に使ってもいいかしら」と尋ねてきました。その婦人は、息子の身長のことをとても気にしていて、いろいろと勉強していたのです。
私は内心では、医学教科書で勉強していたとおり、「成長ホルモンを使ったからといって、たやすく背が伸びるわけではないけどなあ」と思いながらも、あまりにその会員が熱望するので「いいですよ」といって、息子用に 1 本さしあげました。
それが思わぬ成果を挙げたのですか?
1ヶ月ほどたったときに、その婦人が「すごい!もう 2cm伸びている」と言ってきました。最初は、私は「まさか」と思いました。しかし、その婦人は大いに感激しているのです。
医学的には、内分泌不全性低身長症という病気のときに成長ホルモンを投与すると背が伸びることは知られています。だからといって、普通の少年(といっても 18 歳)で、しかも声変わりが終わっている、つまり第二次性徴が終了している子供に成長ホルモンを投与して、背が伸びるというのは、当初の私には信じられないことでした。
「信じられない」と言いますと?
医学部で勉強した医学によると、骨端軟骨が閉鎖するともう背は伸びない、ということになっているのです。当然、私もそのように思い込んでいました。
また、医学書には「成長ホルモン分泌不全の病気でない人に外来性に成長ホルモンを投与したところで背が伸びるものではない」的なことが書いてあります。私はやはりそれを鵜呑みにしていました。
それなのに実際は違っていた?
結局、そういうことです。明らかに骨端軟骨が閉じている筈の 26 歳でも6cm伸びた人がいます。医学というのは人体に関する自然現象を整理・統合してまとめたものですが、あくまで確率論であって、その大多数の確率を占めるものにも例外がずいぶんとあるのだなあ、と大いに認識させられました。「事実は論より強し」というところでしょうか。
それでどうなったのですか?
噂が流れて、背を伸ばすために成長ホルモンを利用したいという人が大勢集まってきました。実際に投与すると 20歳以上の人でも、10〜20人に1人は、1〜3cmぐらい背が伸びます。10歳代なら余分に伸ばせるケースが多々あります。近所の小児科で「もう骨端線が閉鎖しかけているので背は伸びないでしょう」といわれていた人でも、1〜5cm伸びる例はよくあります。
若いほどよく伸びるのですか?
そうなのですが、確かに成長ホルモンにまったく反応しない ケースも多々あります。思春期まっさか入りのときや思春期開始前の時期は反応しないことが多いようです。その辺の確率論は、今広範に調査しているところです。 一般的に第二次性徴期の最終段階で、ここ1年の伸びが2〜4cmに低下した時期が成長ホルモン投与の有効性が高いです。面白いのは50歳以上の男女です。1〜2cmぐらい背が伸びる人がたくさんいます。
おそらく、押しつぶされた軟骨が再生しているのではないかと思います。坐骨神経痛で悩んでいた人が治ったケースもありますので、椎間板の再生力をかなり高めるのではないかという気がしています。軟骨を補強できるのですから、膝の痛みが出がちな 50歳以上の男女の健康維持にも進められるものといえるでしょう。
ところで四谷メディカルサロンでは普段はどのようなことをやっているのですか?
一言でいえば、 60歳の人がやってきて「私はもう 60歳になりました。これまで健康にしてきましたが、最近、友達が突然死んで、急に不安になりました。私は 90歳を超えるまで、ピンピン元気で若々しくいたい。どうしたらいいですか」という質問に応える診療を行っています。
病気の治療はしないのですか?
もともと私は大学病院で内科外来も担当していましたので、病気の治療も行いますよ。しかし、普通の病気治療は、健康保険がカバーしていますし、大勢の医師が治療にあたっています。だから、そのような治療の医学は、優秀な先輩や後輩に任せておいて、私は別の道を歩もうと思ったのです。
それでメディカルサロンを開設したのですか?
当初は、「予防医学を充実させる」という程度の気持ちだったのですが、専門的に予防医学を研究していくと驚くほど奥が深く、ついには、健康管理学の概念へと行き着きました。健康管理学というのは、ありきたりそうで従来の医学(=診断学と治療学)の概念には存在しないものなのです。
具体的に教えてください。どのようなことをしているのですか?
まずは依頼者の身体を検査でよく調べます。そして「予想の医学」を展開します。「この人はこのまま放っておくと、このような病気にかかる確率が高い」というのを出していくのです。そして、予想されるリスクを低下させるための身体改良の指導を行っていく。
それが成長ホルモンとどのように関係したのですか?
最初は、皆、健康不安を持っています。しかし、身体改良の指導を進めていくと、長生きへの自信を深めます。そして、体調もよくなってきます。すると、次には「先生、昔のように活力を取り戻して、若々しく元気になれる方法はないですか」と尋ねられます。それに答える医療を探すうちに成長ホルモンが 1つの材料としてクローズアップされてきたのです。
そういうことでしたか。先生にとっての成長ホルモンはもともと美容や長身計画ではなく、「活力を取り戻してもらう」ための手法だったのですか・・・
そうなのです。アメリカでも「アンチエイジング」の医学は、もともと見た目の姿の若返りがテーマではなく、「70歳、 80歳で家に閉じこもっている老人が大勢いる。その人たちが活力、元気さ、意欲を取り戻して、社会の最前線で晩年を楽しめるようにしてあげたい」という願いから生まれています。
